
睡眠障害
睡眠障害
これらの症状が続くと、知らず知らずのうちに心身に負担がかかっています。
一時的なストレスによるものもありますが、長く続く場合は「睡眠障害」の可能性があります。
睡眠障害には以下のようなタイプがあります。
不眠症(入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠感の欠如)
概日リズム睡眠障害(生活リズムや体内時計のずれ)
睡眠時無呼吸症候群(いびきや呼吸停止を伴うタイプ)
過眠症・ナルコレプシー(日中の強い眠気が続く)
原因は一つではなく、ストレス・環境・身体疾患・生活習慣などが複雑に関係しています。
精神的ストレスやうつ・不安
夜間のスマホ使用や不規則な生活
カフェインやアルコールの摂取
更年期や甲状腺機能などの身体要因
慢性的な睡眠不足は、心と身体の両方に影響を与えます。
集中力や判断力の低下、仕事や学業への影響
抑うつ気分、イライラ、意欲の低下
高血圧・糖尿病・肥満など生活習慣病のリスク増大
日本睡眠学会のガイドラインでも、「眠れないことを我慢せず、専門的な治療を受けること」が推奨されています。
当院では、「薬だけに頼らない」睡眠改善を大切にしています。眠れない原因や生活習慣、その背景等を丁寧に伺い、ひとりひとりに合った治療計画を立てます。
薬物療法:必要に応じて、お薬を使用します。お薬に依存しすぎないように上手に活用します。
認知行動療法(CBT-I):眠れない考え方や行動パターンを見直し、自然な眠りを取り戻す方法を身につけます。
生活習慣の改善:就寝前のスマホ使用、カフェイン摂取、光環境などを一緒に整えます。
呼吸法、ストレッチ:自律神経を整え、寝つきを良くする「眠る技術」を練習します。
私たちは、睡眠治療を通じて心と体を回復し、健やかな明日をつくることを目指しています。睡眠に関して気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。