スマホ依存症外来|高校生・若者のスマホと睡眠の相談
近年、スマートフォンの長時間使用により、
睡眠障害・集中力低下・学力低下・メンタル不調を訴える高校生・大学生が増えています。
当院では、スマホ依存の評価・治療に加え、睡眠とメンタルケアを一体的に行うことで、
本来の集中力・学習効率・心の安定を取り戻すサポートをしています。
こんなお悩みはありませんか?
ご本人によくみられる症状
- スマホが手元にないと落ち着かない・不安になる
- 「やめよう」と思っても、SNSや動画をつい見続けてしまう
- 勉強中でも何度もスマホを確認してしまう
- 夜遅くまでスマホを触っていて、寝る時間がどんどん遅くなる
- 朝なかなか起きられず、午前中の授業に集中できない
- 目の疲れ、頭痛、イライラが増えた
- スマホを触らないと「落ち着かない感覚」がある
家族(保護者)の方から見て気になる行動
- 深夜まで部屋の明かりがついており、スマホを使っている気配がある
- 遅刻や欠席が増え、生活リズムが乱れている
- 以前より成績が落ちてきている
- 会話が減り、声をかけても反応が薄い・イライラしている
- スマホの使い方を注意すると、強く反発されたり、ケンカになる
こうした状態が続くと、睡眠の質の低下、メンタル不調、学力低下が重なり、
ご本人・ご家族ともに大きな負担となります。早めの相談が大切です。
スマホ依存症とは
スマホ依存症は、「意志が弱い」「だらしない」といった性格の問題ではなく、
脳の報酬系・ストレス・睡眠の問題が複雑に絡み合った状態と考えられています。
スマホ依存症の特徴
- スマホ使用時間が自分のコントロールを超えて長くなってしまう
- スマホのせいで、睡眠・学業・人間関係に支障が出ている
- やめようとしても、イライラや不安が強くなり続けられない
スマホ依存症に関連しやすい問題
- 睡眠障害(寝つきが悪い・途中で目が覚める・朝起きられない など)
- 抑うつ気分、不安、イライラ
- 注意力・集中力の低下
- 自尊感情の低下(「自分はダメだ」と感じることが増える)
スマホ依存セルフチェック(簡易版)
以下の項目について、過去1か月の自分に当てはまるものの数を数えてみてください。
- スマホを触らないと落ち着かない・不安になることが多い
- 寝る前や勉強中でも、気づくとスマホを触ってしまう
- SNSや動画を「そろそろやめよう」と思っても、やめられない
- 自分でもスマホの利用時間が長すぎると感じている
- スマホのせいで就寝時間が遅くなり、朝起きるのがつらい
- スマホのせいで勉強や仕事に集中できないと感じる
- 対面での会話よりも、スマホのやりとりが中心になっている
- 目の疲れ・頭痛・肩こりなど、からだの不調を感じることが増えた
- スマホが手元にないと、イライラする・そわそわする
- スマホの使い方をめぐって、家族とトラブルになったことがある
結果の目安
- 0~3個: 問題なし~軽度。
使い方の工夫や、睡眠リズムを整えることで予防が期待できます。
- 4~6個: 中等度(要注意)。
生活や学習への影響が始まっています。早めの相談をおすすめします。
- 7~10個: 重度(治療推奨)。
日常生活や受験勉強への影響が大きい可能性があります。専門的な治療介入が望まれます。
セルフチェックはあくまで目安です。
「もしかして…」と気になった時点で、一度ご相談ください。
睡眠を制する者は、受験を制する
スマホ依存症で特に問題になるのが、睡眠の質の低下です。
- 深夜までスマホ → 寝つきが悪くなる
- 就寝時刻が遅くなる → 睡眠時間が不足する
- 朝起きられない → 学校・予備校に遅刻する
- 日中の強い眠気 → 授業中・自習中の集中力が落ちる
睡眠は、記憶の定着や脳の疲労回復にとって不可欠です。
「どれだけ勉強したか」だけでなく、「どれだけ質の良い睡眠をとれたか」が、受験の結果を左右します。
当院では、
「スマホを一方的に禁止する」のではなく、
「受験や将来のために、どうスマホと付き合うか」を一緒に考えることを大切にしています。
当院での治療内容
当院では、スマホ依存症を「睡眠」と「メンタル」の両面から評価し、
薬だけに頼りすぎない総合的なアプローチを行っています。
1. 医師による評価・カウンセリング
- スマホ依存の程度の評価
- 睡眠状態(就寝・起床時刻、途中覚醒、日中の眠気など)の評価
- うつ・不安などのメンタルの状態の確認
- 学校生活・受験勉強・友人関係など、背景の整理
2. 睡眠改善プログラム
- 就寝・起床時間を整えるための具体的なスケジュール提案
- 寝る前のスマホとの付き合い方(「やめ方」を含む)のアドバイス
- 運動・食事を整える生活指導
- 必要に応じた睡眠薬の処方(必要に応じて少量から検討します)
3. スマホ使用ルールの作成支援
- 「完全禁止」ではなく、「ここまではOK」という現実的なルールづくり
- 勉強時間と休憩時間のメリハリのつけ方
- アプリ・通知設定の見直し
- 保護者との話し合いのサポート
4. メンタルケア
- 不安・抑うつ・ストレスの評価と治療
- 自己肯定感を保つための考え方のサポート
- 学校や塾との両立に関する相談
保護者の方へ
スマホ依存症は、「叱れば直る」「取り上げれば解決する」ものではありません。
一方的な禁止や厳しい叱責は、かえって反発や隠れて使用する行動を強めてしまうことがあります。
当院では、ご家族からのご相談もお受けしています。
「どこまで様子を見てよいのか」「どのように声をかければよいのか」など、
一緒に整理していきましょう。
受診を考えている方へ
- 高校生(15歳以上)の受診も可能です。
- 初診時は、保護者の方の同席をお願いしています。
- 受験期のタイミングや、学校生活との調整についてもご相談いただけます。
「まだ病院に行くほどではないかも…」と感じる段階でのご相談も歓迎します。
早めに手を打つことで、睡眠リズムや学習環境を立て直しやすくなります。
スマホとうまく付き合いながら、
「よく眠れて、集中できる毎日」を一緒に目指していきましょう。